下関ブロックからのお知らせ
下関ブロック研修 “エンドオブライフ・ケア”
エンドオブライフ・ケア
~人生の最終段階の苦しみ、私たちにできること~
令和元年9月8日(日)下関市川中公民館にて、宇部協立病院 副医院長 立石彰男先生による「エンドオブライフ・ケア研修」が行われました。
オープニングで、看取りとは・・・の説明がありました。立石先生は淡々とした口調で話され、「その人との関わりをふり返り、思い(の一部)を引き継ぐ」「その人が亡くなってもその人の心は生きている」(人生の最終段階の苦しみ、私たちのできること)私は思わず講義の中へ吸い込まれていくような感覚でした。
事例をもとに「選ぶことができる自由を」をテーマに、グループワークしました。グループ討議で、人それぞれの思いがあることに気づかされました。相手から見て「わかってくれる人」になるための聴き方。反復・沈黙・問いかけ「相手が伝えたいメッセージ」に集中する事の難しさを感じました。ロールプレイの目的は患者役になりきり、苦しんでいる人になりきる。聴き手役は反復。「それでも最後はポジティブな言葉で終わり、次に繋げる事」と言われた言葉に少し救われたような気持にました。研修を振り返り、利用者にとって「わかってくれる人」になれるよう努力したいと思います。
下関市ブロック 川尻 光子
令和元年 介護実技勉強会
令和元年 介護実技勉強会
下関ブロック 冨田陽治
令和元年7月7日(日)9時から16時まで「株式会社ひまわり」にて、山口県介護福祉士会認定実技指導者の方々に指導していただいて、介護実技勉強会を開催しました。
午前中はボディメカニクスを実際に体験。ベッドからの起き上がり~端座位、端座位~車椅子への介助を行いました。午後からは着脱介助、ポータブルトイレ介助を行いました。
スライディングシートやトランスファボードの紹介もありました。
今年は非会員の方も多く、参加者34名。参加者からは「初心に帰って色々なことを学ぶことが出来ました。分かりやすくて楽しく学習できた。」「日々の業務の中、自己流でやっていたことに気づき、介助方法を見直すきっかけになった。」「着脱の時間が短かった。もっと少人数グループの方がいい。」とのたくさんの意見をいただきました。各グループとても熱心で指導者に質問している姿がありました。
参加者多く、勉強会は盛り上がりました。現場にて即、実践していきたいと思います。
下関ブロック&下関・宇部小野田青年部合同ソフトバレー交流会
梅雨明けがひたすら待たれる頃、お変わりなくお過ごしでしょうか。6月16日下関ブロック主催で下関・宇部小野田青年部合同で日頃のストレス発散と介護に関わる方の交流を目的にソフトバレー交流会を開催しました。ブロックや事業所の垣根を越えて岩柳、中部、周南からも参加いただきました。会員でない非会員の方も多数参加くださいました。参加者48名、8チームで日頃の仕事を忘れ、いっぱい汗をかいて白熱した試合が繰り広げられました。ぜひ、来年度も開催してほしいと要望あり、またこのような交流ができたら嬉しく思います。
平成30年度 介護事例研究会に参加して
平成30年度 介護事例研究会に参加して
黒瀬 賀代子
平成31年3月22日(金)、川中公民館にて開催の介護事例研究会に参加しました。今回は2事例だけでしたが、自己研鑽ができて、各発表者に感謝したいと思います。
1例目の「独居の認知症利用者を支える(遠方に暮らす家族との連携)」は、昨今増加傾向にある困難事例であり、大変興味深く拝聴しました。開錠してもらえず入室出来ない段階からのアプローチから始まり、遠方の家族とは常日頃から連携をとりながら、様々な段階を経て、次第に心を開いていく過程は、大変すばらしかったです。
2例目の「水分の大切さ500㏄から1800㏄(QOLの向上)」は、<一日の水分摂取量を1500㏄以上にする事により便秘解消><「認知症の周辺症状緩和><経管から経口食事摂取へ><おむつゼロ作戦>など画期的で科学的な手法です。この手法はチームワークが非常に大切で、大変な苦労をされたことでしょう。いずれも、国際医療福祉大学の竹内教授の講義内容を参考にされた事例でした。また、河本会長の総評も大変勉強になりました。
終了後の座談会でのフリートークがとても楽しく、貴重な時間を過ごすことができ、ありがとうございました。