研修会・講習会 実施報告

介護福祉士初任者研修【H28.5/25,26】

介護福祉士初任者研修がH28年5月25・26日に、山口県セミナーパークにて開催されました。
日本介護福祉士会副会長鳥居紀子氏による職業倫理、臨床心理士 堀江秀紀氏によるコミニュケ―ション、認知症上級専門士 刀祢志津子氏による認知症ケア、山口県介護福祉士会副会長橘美佐子氏による介護記録、身体拘束虐待防止について、高齢者ケアガイドラインの改訂版等をテキストにして50名の方が受講されました。
経験年数5年以上の方が多く、専門職としての質の向上、今後のキャリアアップを目指して、皆さん熱心に受講されていました。

(文責 金子)

 

 


平成28年度 初任者研修会アンケート結果

 

1.職種(重複あり)

介護職員 41
介護支援専門員 1
相談員 3
ホームヘルパー 2
その他(看護助手、サビ管、生活支援員) 3

 

2.所属先

介護老人福祉施設 5
介護老人保健施設 7
訪問介護事業所 3
デイサービス・デイケアセンター 12
グループホーム 3
障害者支援施設 2
病院 10
小規模多機能型居宅介護 2
その他(有料老人ホーム、サ・高住) 2

 

3.介護職の職業倫理の講義

☆特に参考になったと思われること
・「ブレないもの」「振り戻せる力」今の自分に必要な言葉だった。又、腑に落とすことを知った。腑に落とし切れていないから心がブレたりする日々で悩んでいる。今一度自分の立ち位置を考え直す時間になった。
・利用者様の尊厳を守るためより高い倫理性が求められる。鍛錬に落として考える。
・倫理について、介護福祉士として、どうとらえて、どう維持していくのか、どう取り組む必要があるかが知りたかった。
・支持的風土の大切さ、支持的風土のある職場づくりをしようと考え直すことができた。
・理想と現実のギャップ(それを言い訳にして逃げるのではなく、それにどう向き合うか、どんな行動を起こすか) に心を打たれた。職場の同僚にも伝えたい。
・私の職場はトップがしっかりしているので恵まれていると思った。尊厳を支えるケアの実践では実践も介護福祉士だけが出来ても意味がない、そこにいる人達すべてで行うということに納得した。
・心に余裕がなくイライラしている時、患者さんから何か言われると「あとでね」ということが多かったことに気付き、介護福祉士として今一度スタートラインに立ち仕事をしていこうと思う。
・現場での介護福祉士の地位を向上するために教育が必要。
・支持的風土…面倒くさいやもめ事はごめんだったが、当たり前の考えは当たり前にと考えられるようになった。勇気をもって意見しよう。
・理想と現実をどう埋めるか、壁にぶち当たっていたので先生の講義で救われたような気がした。ありがとうございます。
・高い倫理性が求められる仕事であるということを頭で思っているだけでは、逃げ道を作ってしまいがちなのだと改めて思い返すことができた。自分自身の心身の健康と介護福祉士としてブレない思いを大切にしたいと思う。原点に立ち返ることができた時間となった。
・チームでの情報共有の大切さ。職場でも活かせていける事があると思った。
・個人の尊厳を保持するために、支持的風土の大切さや倫理網領の意味など、基本となる介護福祉士の姿勢を学ばせていただいた。理想と現実のギャップはあるけれど、少しでも理想に近づけるように努力したいと思った。
・利用者の気持ちや立場を尊重し誠実に対応するように心がけたいと再度認識した。
・あたたかい心・気持ちを持つことを忘れずにいたいと思った。支持的風土、みんながなんでも意見が言える環境をつくりたいと思った。
・人の命とかかわる仕事である。支持的風土、正しいことを正しいと言える職場でありたい。より高い倫理性が求められている。
・日々の業務の中で忘れていることを改めて確認させられた内容で、すべて参考になった。今回の講義で職場に帰ってからは支持的風土を作っていく役目を感じている。
・当たり前のことだけれど、忘れがちな部分だと感じた。支持的風土が施設全体の雰囲気に大きく影響することがよく分かった。
・リアルタイムな話題と、介護福祉士としての自覚の持ち方、支持的風土についての説明等すごくよくわかった。
・人間的な弱さをもっている者を対象とする職業に就いている者は、世間の道徳以上に高い倫理性が求められるということをしっかり認識することができた。
・介護の基本理念、利用者様一人ひとりの生きる権利と尊厳を再認識できた。
・介護者本位になりがちだが、利用者本位の介護―本人の意向を大切にする支援を行う
・介護者の基本倫理や基本的ルールが改めて認識できた。
・新人の方が入ってこられたときはこのことを教えていきたいと思った。
・職場がなあなあな部分があり、声が大きい人の意見や経験重視の傾向が強いので、それを見直す為にも話が参考になった。
・知識、技術を身に付けることが大切だと思っていたが「人の命とはどういうものなのかを考える必要がある」と言われ、考え方が変わった。
・介護の基本理念を改めて見てみて自分が目をつぶって行っていることもきちんと対応していかなければならないと反省した。
・介護職には自分の心身の健康維持に努め、高い倫理感が必要である。支持的風土のある施設を目指すことが大切である。
・高齢者や障害者の生活を支援する介護職には高い倫理性が求められることについて、改めて倫理について考えさせられた。確かに倫理感を高めるためには、豊かな感性と洞察力を磨く実用があると実感した。
・世間一般の人々よりもより高い倫理感をもって専門性の高い仕事をしていく。
・改めて個人の尊厳を守ることの大切さを認識することができた。また、理想と現実のギャップは嘆くためにあるのではなく、努力して埋めるためにあるという言葉が心に残った。
・ブレない考えを持つこと、正しいことが正しいと守られる職場、支持的風土のある職場、そのために羅針盤的存在になれるようブレない自分を持つようにしようと思った。
・利用者は一般人よりも尊厳を奪われている。トイレも入浴も食事も日常生活を手伝ってもらわなければならない。その人達にかかわる私達は一般人よりも高い倫理性が必要という事が参考になった。
・日々、中堅職員として悩んでいる事のアドバイスを沢山いただいた。職場の環境作りが改めて大切で、それが利用者さんへもとても影響があることに気づかされた。自分自身、努力を続けていって、どう向き合っていくのか、仲間と一緒に考えていきたいと思った。
・専門職としてのプロ意識を持つこと、介護の基本理念、介護者自身の人間性、“常に見られている”ということを意識する。
・いつの間にか目がくもっていた。できないとあきらめるのではなく、改革を日々していく。介護福祉者として。


4.心をつなぐコミュニケーションの講義

☆特に参考になったと思われること
・「悩みとのつきあい方」がとても参考になった。表記されている言葉のひとつひとつが心にしみる思いがした。「どうして死んではいけないの?」この話は二度目。やはり涙がこぼれる。私なら絶句することしかできないと思う。この研修を機に今一度心にとめて、これからの仕事に生かしていきたいと思った。
・傾聴は原点にあること。訊く=尋ねるが最も重要。
・感情は伝染する。
・ものは言い方が全て。
・普段から聴き手に徹しているつもりなのでロールプレイの時も意識して聴いた。そのせいか、“気持ちがなんだかすっきりした”という風には思えなかったが、相手の方はすっきりしたとおっしゃっていたので良かった。最初と最後のねぎらいの言葉が大事とのことなので早速実践していきたい。
・傾聴はなかなかできなくて、忙しいあまりに適当な返事で返すことが多かった事に気がついた。帰ったら傾聴を頭の片隅に置いて傾聴していこうと思う。
・面接相談は身体的関わりである。
・これからの若い人へはモチベーションアップ研修が必要ではないか?
・傾聴することの大切さ、自分の事を話すのではなく、相手の事を聴く、訊くことの大切さを改めて再認識できた。
・経験からの話がすごく感動した。
・傾聴は大切であるとはわかっているが基本だとわかった。
・やっぱり傾聴。時間がとれていなかった。もっと時間をとれるようにしたい。初心にかえられた。
・聞くということ、訊くということ、違いや大切さに気付くことができた。寄り添うことを大切に相手に安心を感じてもらえるように表情やトーン・高さを意識していきたい。とても楽しい講義だった。
・日々、利用者様にねぎらいの気持ちで接することの大切さを学んだ。
・日々の忙しさの中、傾聴することができず、流されている自分に気付くことができた。自分の意見を押し付けるのではなく、相手に寄り添うことによる自然に出る言葉の大切さも知った。「あなたが大切だ」という言葉を大切にこれから利用者に向き合ってみようと思う。
・傾聴の基本。なかなか口を挟まず聴くと言う事が出来ず、自分の意見を言ってしまうことがあるので今後、基本を踏まえ頑張っていきたい。
・3つのきく・傾聴の基本を忘れず、距離を大切にしていきたいと思った。
・誰も聴かなければ音はない!傾聴の基本は相手の気持ちに寄り添うことが大切。「共感」「受容」「自己決定」が傾聴の基本
・支援者の立場としてのコミュニケーションスキルについて改めて勉強させて頂いた。“感情は伝染する”と学んで専門性をもって穏やかな言動で相手が自分の中で納得されるような支援を心がけていきたいと感じた。
・ロールプレイでしっかり傾聴してもらう気持ちを体験できた。「んー」と悩む時間はまさに体に訊いているのだと感じる事が出来た。
・仕事中に傾聴している時は、どのように返事をしようか悩んだりするが、ミラーリングや感情に注目した返事をしながら傾聴したいと思った。
・傾聴ボランティアの話や傾聴の大切さを今一度考えさせられた。
・「死にたい」と言われたら「降りていく」ということ、この部分はうーん、そうかと思った。相手と同じ線上に居続けることが難しいというか、受け止められない自分を感じた。
・傾聴することは人の心を救う1つの手段であること。
・コミュニケーション。まずは傾聴することから始まる。共感し、受容することが大切。
・相手と話をする時の聞き手のポイント。話を聞くときには傾聴(口をはさまずに聞くこと)が大切だという事が講義を受けてわかった。シェアリングやロールプレイをみて、それがとても難しいという事がわかった。
・頭で考えるのではなく、頭と身体で考える事、初めはまず相手の話を聞く事でアドバイスは後回し、自分で答えが見つけられる様にする事。
・「怒りは伝染する」の言葉にとても納得でき、怒っている人には一定の距離をとることが大切とのことで職場や日常生活に実践したいと思った。
・“きく”という行為で自分がどのタイプの“きく”で対応しているか、傾聴がいかに難しいか考えさせられた。
・傾聴とは相手に寄り添い共感・受容していくことでその中から相手が答えを探していく。問題の解決ではなく心が安らぐ様に働きかけること、声の質、見た目、表情が大切である。
・傾聴を基本に添って、ロールプレイで実際に話し方・聴き手を演じて改めて、傾聴の必要性が身をもって感じる事が出来た。
・実践に基づいた講義で、共感することが多かった。「きく」の意味、それぞれを理解したうえで入居者さまの心の奥に触れられるケアをしていきたいと思った。
・傾聴のロールプレイを行い、傾聴してもらえることの良さを実感することができた。また、傾聴では相手の気持ちに寄り添うことが大切だと思った。
・沈黙の大切さ、つい話しかけ、結論を急いでしまう。結論ではなく、寄り添い、聴く事の大切さを改めて気づいた。
・共感の違い、関係性が違うのだから同じ体験のようでも絶対に違う。
・傾聴の基本、メラビアンの法則、悩みとの付き合い方、コミュニケーションとは何かという事が参考になった。特に悩みとの付き合い方は自分の悩みをどう対処していくかという事も参考になった。
・スライドをとばされたのがややストレスだった。スライドを見ただけではわからないのでわからないことが多くある。きちんと学びたい。
・傾聴ロールプレイがとても良かった。身体を対話することの大切さ、沈黙にも寄り添うことが少しできた。振り返りの時、いろいろな方の思いを聴くことが出来てとても良かった。
・閉じられた質問よりも開かれた質問の方が話の展開がしやすいこと。メラビアンの法則、話し手が聞き手に与える影響の要素(見た目、表情、しぐさ)が大切。


5.認知症ケアの講義

☆特に参考になったと思われること
・認知症の患者ではなく、1人の人としてかかわっていくということ
・レジメがとても効果的で理解しやすかった。職場内での研修で今日の話し方を活用していきたいと思う。
・参考になったが説明が早くてもう少しゆっくり講義を受けたかった。
・教科書の復習を感じた。日本介護福祉士会として重要なテーマ、認知症について、認知症の家族の立場にいる自分にはレベルの低い講義だった。
・その人に関心をもち、その人のことを理解しようとする意識が重要。
・自分の接し方が認知症の方にとって大きな環境的要因となることを改めて認識した。日々のケアを見直していきたいと思う。認知症ではない人と同様の視点で寄り添い、自分の姿を見たら不穏が安心に変わるような介護職になりたい。
・100人いれば100人通りあることがわかり、帰ったら1人1人の認知症をもう一度見直して、よりよいケアをしていきたいと思った。
・無視しない、馬鹿にしない、関心をもつ、を実行していきたい。
・認知症について長期間勉強してきたので確認できた。
・理由を考える、つい飛び越して次に進みがちになっていると思った。
・利用者さんの顔が思い浮かんだ。最低限のところ職場で徹底できるようにしたい。
・毎日認知症の方との関わりの中で大切にしたつもりだったことに気付いた。「無視しない」そんなことできないと思っていても「ちょっと待って」とこちらの都合良く関わっていると反省した。認知症について改めて勉強し、明日からは3つのことを大切にしてかかわりをもっていきたいと思う。不快を感じることが少なくなるように対応していきたいなと思った。
・認知症の種類やその対応について参考になった。まず、自分の家族がどうケアをされたいかを考えていきたいと思う。
・最低限実施したいことを踏まえてこれからの介護に活かしていきたい。
・認知症の方の支援にはチームの知識・技術・情報の共有とし、ケアの方向性を明確にし、同じ方向で支援していくこと、自分のする介護を観察し、介護の反応の違いを考えてみる大切さが参考になった。
・日々認知症の方と関わる中で、認知症の特性を知り、その方の症状に合わせたケアをすることが専門性を持った介護だと改めて感じた。反省することも多く、もっと専門性を身に付けていきたいと感じた。
・内容がとても分かりやすく、パワーポイントも大きくて見やすかった。私の現場でもレビー小体型認知症の方が増えている。分っているつもりでも改めて心を入れ替えて認知ケアに努めたいと思う。
・4大認知症の特徴でレビー小体型・前頭側頭型認知症がよく分かった。
・日々進行する医療・介護技術について、最新の情報が知れた。また、認知症上級専門士の方のお話で現場を知っている方の話だったのでより現実的だった。
・レジメがとてもすっきり整理されていてわかりやすく、認知症の症状やBPSDなど大変参考になった。事業所内でも研修の際には、活用させていただきたいと思った。
・認知症についての知識と対応について詳しく勉強することができた。
・認知症の症状が再認識できてよかった。介護する側からのケアポイントがわかって良かった。
・今までに対応がわからなかった時の対応が確認できたので良かった。
・BPSDの人に対しての対応は介護者で決まるとことも再確認できた。
・利用者個人への関心、無視をしない、見下す対応をしない等、業務の中で出来ていない(出来ない)ことが理解できた。少しでも実施していきたい。
・身体の不調によりBPSDが出現することについて、とても参考になった。
・最低限実施したいことは実施しないといけないと痛感させられた。
・尊厳の保持をケアの基本としなくてはいけない。認知症になっても人間としての価値は変わらないので洞察力・感性を養う。
・BPSDは介護者にとって困った行動であるが、認知症機能障害による思考や行動の混乱はあるが行動自体は本人の目的に沿った行動であると理解すること、BPSDは私たちに対するメッセージがあるという事。
・尊厳の大切さ、私たちも同じ人間である。深い思いやり等、大切なことをもっと伝えてもらいたい。どうしても、上から認知症の人を見ている感じがして、しっくりこなかった。
・BPSDとは認知症の人からのメッセージであり、それは何かを理解することからケアは始まる。認知症の人の心理的ニーズは愛を中心としてくつろぎ、自分らしさ、携わること、結びつき、共にあることである。
・私たちの現実世界とその方の内的世界と考える事でその方の心を知るきっかけになると思った。上手にスタッフに伝え、温かく優しいチームケアに持っていけたらと思った。
・介護者、家族も環境の一部、コミュニケーションのポイントは利用者本人の気持ちを推測すること、もし自分が認知症ならどんなケアをしてほしいか、という事が参考になった。
・日々、認知症の方々に接している中で、大事なことを改めて気付かされた。頭の中で、利用者様のいろいろな行動が思い浮かび、感情や行動にもっと寄り添って考えていきたいと思った。
・少し早口だったので聞き取りにくかった部分もあった。
・薬の件、認知症の理解が参考になった。今年「認知症ケア専門士」資格をとった。上級も目指そうと思った。


6.介護記録の書き方の講義

☆特に参考になったと思われること
・具体的にどういったことを記述すべきか。
・日々行っている中で研修会を開いたりと、よりよい記録に取り組んでいるつもりだったが、今日の研修会でより欠けている部分を感じる事が出来た。今一度ガイドラインを参考に見直していきたいと思う。
・障害高齢者の日常生活自立度
・ヒヤリハットの報告書の記入方法、現場が見える記録は大変重要だと思った。
・ジエノグラム等書き方が再確認できた。
・誰が見てもわかるような記録を書く。日々の業務を振り返ることでリスクマネジメントにつながる。
・業務の中で介護記録はないが、記録での重要な点がとても勉強になった。
・細かいところまで教えていただき、一番勉強になった。ナースはナースの、相談員は相談員の専門用語を使用して他職種や未経験者は何のことを言っているのかわからないということが多々あった。統一するための研修会を開催したい。
・記録は公的な資料
・入居者さんの良いとこと、表情、感情を読み取るような介護を行い、介護記録に記載していこうと思う。
・病院のため記録を書いたことがない。介護記録も電子カルテに入れた方がいいと思う。
・なあなあになっていた記録の仕方を反省。具体的ですごく分かりやすかった。
・つい“これでいいかな”という気持ちになってしまい、詳しく記録できていないことが多かったが、明日からは業務の中で少し時間を設け、記録する時間を作ろうと思う。利用者の方のプラス面を記録できるように観察していきたいと思った。業務中、なかなか記録できる時は少ないが、意識して記録していきたいと思った。明日からできるところから改善していこうと思う。
・具体的に書いていると思ったが、まだまだ勉強不足なところがあるので、参考にして書いていきたい。
・質の高い記録を書くためには、客観的事実と介護者の判断を分けて書く事、根拠がわかるように書く。記録の時間を設定する。観察することが記録を生かす。
・日常の記録については全スタッフの統一ができていない。しっかりした根拠をもって声に出して記すようにしていきたい。
・略語の統一をしておらず、前の方が書いているのを見てマネをしていた。便の量の基準、スタッフ間での統一を改めて確認しようと思った。
・つい「幻覚あり」等記録をしてしまうが、見出しで使用は可であるが記録では使用しないようにしなければならない事がわかった。
・業務優先というところで記録がおろそかになっている。記録は利用者の日常生活がわかるように、観察力を高めてその人らしい良い記録になるように努力したい。
・これまで知らなかった正式な書き方を知る事が出来た。
・記録を残すことの大切さについて。
・例に基づいて介護記録の書き方がよく分かった。
・客観的な記録をしているが、援助計画を意識して記録すること、記入時に根拠を書いていないと思い返した。
・講義であったように、記録ではマイナス面を書きがちだったが、明日からはプラス面をどんどん書いていこうと思った。
・具体的にどのように記録するか参考になった。
・逐語記録、要約記録とある。観察力を高めること。
・専門用語の使い方など施設内での決め事としてマニュアル化をすすめているので、今回の内容も参考にしたい。
・記録を見ればその職場のサービスレベルがわかる。
・記録は自分自身を守る手段である。
・記録の書き方については日々聴かれることが多く、助言をする中で確定的なことを言ってあげられなかった。今日の事で自分もしっかり記録し、職員も助言できるようにしたい。
・利用者の家族に見せられる記録を書く事、排泄量の基準を把握すること、基本的に知っていないといけないことが参考になった。
・日々の業務に追われて記録の重要さを再認識した。利用者の言葉もそのまま記入して、分りやすく、よく観察する、長期・短期目標を意識して書くように心掛けていきたいと思う。


7.身体拘束・虐待防止についての講義

☆特に参考になったと思われること
・今一度見直す機会になった。職場で委員会があり、ここが身体拘束・虐待防止についての意識は上がっていると思う。今後も気持ちを持って職務にあたりたい。
・自立度検討事例集を記入し、不適切なケアについて参考になった。
・大変楽しく受講できた。今一度ケアの仕方を反省しながら、やってよかったと思える支援をしたい。
・職場では緊急やむを得ない場合の対応が多くみられる。
・不適切なケアの例を見て当てはまることが多く、改善できるところは少しずつでも改善していこうと思う。
・虐待かそうでないかの微妙なラインがある、やむを得ない場合の説明・記録の重要性について理解できた。亡くなった父がつなぎ服を着てミトンをつけていたことを思い出したが、当時何も知らなかった私は「そうゆうものなんだ」と思ったことを思い出した。
・病院の為、ミトン・つなぎ・4点柵・抑制帯は今でも使用している。家族の方にサインをしてもらっているが、インシデントを書くよりケガやCVが抜けないようにと(患者さんが痛い目にあうよりは)思い、使っている。
・拘束は絶対にしない。
・研修を行うことが必要。
・不適切なケアを反省し、自らも反省し、フロアでも確認していこうと思う。
・気がついていなくてもやっている事もある。基本的なケアを十分行う。
・虐待のつもりはなくても、不適切なケアになっていないか振り返る事が出来た。
・職場で勉強会が再三行われるようになった。知識を持って意識することも大切だと思った。利用者の方の気持ちを考えてケアしていきたいと思う。利用者の方がどう思っているのかを感じられるように観察し、快の状態が続くようにケアすることが防止につながっていくと思う。
・利用者の立場に立ったケアについて考えられる内容だった。
・不適切なケアについて深く考えられる講義だった。これからのケアについて考えていきたい。
・今一度自分に問いかけて、利用者の立場に立って行動していくように気を付けていきたい。
・つい行っていることもあるが、改善できるところはすぐに改善していきたい。
・開かれた風通しの良い施設、事業所を目指したい。働きやすい職場環境づくりが、虐待をなくすことにもつながる。
・風通しの良い事業所を目指す。本当にそうだと思った。
・不適切なケアについては身につまされる勉強となった。統一に向けて、根拠をもって声を出していけるようにしたい。
・身体拘束、どんな小さなことでもこれは拘束にあたるのかどうか理解が深まった。車いすテーブルの話は「なるほど」と思った。
・不適切なケアで改めてケアの見直しをしたいと思った。昔、自分たちがしていたケアがどんなにひどいもの(身体拘束)だったか改めて思った。
・初任者研修だったが一番の基礎となるため、今一度初心に帰る事が出来た。
・様々な場面で「しょうがないね」というしかない状況である。拘束になると知りつつ行っていることもある。介護業務にゆとりをもち、できるようになれば改善できるのか?
・拘束・虐待の講義は初めて受けたので良かった。
・日々の業務で不適切なケアをいくつも行っていることを改めて知った。今後は利用者様にとって最良に適切なケアが提供できるように頑張りたい。
・不適切なケアの例を考えて自分の介護で知らずに心理的虐待などをしていることがないか考える事が出来てよかった。
・改めて身体拘束について確認できた。
・無意識のうちに利用者に接する態度が不適切なものになっているなと思わされたが、現状を考えるとできることは限られるかとも考える。
・日々何気なくやっていることも虐待になるかもしれないことがわかってとても勉強になった。
・普段何となく行っていることが虐待につながっていることを改めて思わされた。
・高齢者虐待防止法は支援者を支援する法律である。不適切なケアについても虐待にあたるのだと知って、自身を振り返る機会となった。
・不適切なケアについて、今でも気になる事がたくさんある。職員皆で改めていきたい。委員会でも報告していきたい。
・つなぎ服は×、言い方に気を付ける、暴言ははかない。
・虐待を防止するために介護負担を軽減すること、良好な人間関係を築くこと、組織風土を見直すことが大切である。
・大きな虐待行為ではなく、不適切なケアを虐待ととらえて一度ケアを考え直す。
・身体拘束・虐待の種類、不適切なケアを確認でき、参考になった。
・日々のケアの反省を含め、ひとつずつケアを振り返り、利用者の尊厳を大事にして日々ケアをしていきたい。


8.その他、全体的なお気付きの点やご意見

・久しぶりに研修会に参加しました。やはり必要だと感じています。”一生懸命“をモットーに明日から現場でより良いケアをしてきたいと思います。
・とても身近なことで参加してよかった。明日から仕事に生かしていきます。ありがとうございました。
・2日間大変お世話になり、ありがとうございました。介護福祉士としての自覚と意識を持って頑張っていこうと思います。
・「介護記録の書き方」が一番面白かったです。先生の話し方も内容もよかったです。人間として、プロとして、当たり前のことを当たり前にやっていくだけだと思います。研修開始の前に「体調が悪い方は退室してもいいです。」というような一言があれば、どんな研修においてもよかったかもしれないですね。
・ヘルパー講習と上司が混同していたので、名前がもう少しわかりやすければ、3年未満の職員の参加者が増えるのではと思った。
・介護職の質の向上と社会的地位の向上に努めたいと思う。
・今回研修に参加し、新たな発見や気づきを得る事が出来ました。初心に戻り、これからにつなげていきたいと思います。
・今回参加していろいろ学ばせていただき、これからも研修に参加したい。
・「高齢者ケアガイドライン」の本を再確認のためにも読みたいと思います。
・職場の他の職員にも参加してほしいと強く思います。
・働きながら“これでいいのかな”と疑問に思ったり、自信がなかったことが解消された。この2日間で学んだことを仕事に活かしたい。
・介護する側の根本的な気持ちの持ち方について再度考えさせられた。いい時間だったと思う。
・長時間だったけれどとても勉強になり現場で活かしたいと思う。
・介護職の専門性向上のため、介護福祉士会で沢山取り組まれておられるので、これからはもう少し積極的に参加したいと思います。
・改めて介護の基本を学ぶ事が出来た。どの講師の方も分りやすい内容で、業務に反映させていこうと思った。
・介護をしていく中で、介護福祉士として今利用者に接している自分に対し、再認識ができたように思います。他職員に対しても、上手にプライドを傷つけないように利用者の方々に温かく・優しい介護の必要性を話していけたらと思います。
・2日間研修を受けてとても良かったです。明日からまた頑張っていきたいと思います。