研修会・講習会 実施報告
介護予防リハビリ体操指導者養成講座 初期研修・後期研修・フォローアップ研修 実施報告
〇初期講習
【日時】H25.4.20(土)、4.21(日).4.27(土)、4.28(日)
【会場】山口県セミナーパーク 社会福祉研修室
平成20年度から「茨城健康プラザ」の大田仁史先生を招いて「介護予防リハビリ体操」の養成研修を開始し、今年度で5回目の「初期講習」となりました。以前は初期講習と後期講習等の年度が異なっておりましたが、今年度から同じ年度に初期講習と後期講習及びフォローアップを実施する事ができるようになった他、新たに「疾患の理解 活動時の留意点」という講義が追加致しました。
毎年講習に参加した方は、「介護予防リハビリ体操」だけではなく、部位や関節、骨、筋の名称や位置など覚えなければならない事が沢山あり、なかなか上手く整理できない様子も見受けられましたが、「介護予防リハビリ体操」の参加者の指導のレベルは着実に向上し、山口県介護福祉士会に浸透している事を認識できました。
◇時間割
◇一日目 平成25年4月20日(土)(09:00~16:00)
09:00 受付
09:30 介護予防とリハビリテーション
10:30 解剖運動学 体部の名称
11:00 シルバーリハビリ体操 椅子の体操
12:00 休憩
13:00 加齢と運動器の障害
14:30 解剖運動学 関節の運動
◇二日目 平成25年4月21日(日)(09:00~16:00)
09:00 解剖運動学 骨
10:30 解剖運動学 筋
12:00 休憩
13:00 シルバーリハビリ体操 いっぱつ体操
14:00 解剖運動学 神経
15:00 トレーニング理論
◇三日目 平成25年4月27日(土)(9:00~16:00)
09:00 シルバーリハビリ体操 椅子の体操
11:00 嚥下障害
12:00 休憩
13:00 シルバーリハビリ体操 起立、嚥下の体操
14:00 シルバーリハビリ体操 床、寝てする体操
◇四日目 平成25年4月28日(日)(9:30~16:00)
09:30 テスト
10:00 人の動き運動の介助
12:00 休憩
13:00 疾患の理解 活動時の留意点
14:00 実指導の進め方
介護予防リハビリ体操指導者初期研修終了後アンケート
一般社団法人山口県介護福祉士会 平成25年4月28日
・動く際どの筋肉を使っているか、利用者のADLを保つためにはどんな体操を実施し続ければよいかを学べた。
・関節の動き、筋肉、骨を正式に覚えることができ、医師の話すことがよく理解することが出来るようになった。
・認知症の利用者に伝えるのは難しいが、出来そうな体操を選んで機能維持のために活用したい。
・地域のサロンやボランティアで活用したい。
・毎日の体操の時間、個々の筋力低下をしないための体操に役立てたい。
・レクリエーションの中に取り入れたい。
・日常生活においてどこをどのように使う(体操)と良いかを考え、体操レクや個別ケアに活かせる。
・どの筋肉・骨・関節が動いているか考えながらやりながらは非常に難しく、それを誰かに伝えるには難しかった。
・前に出ての実技では、大失敗した。恥ずかしさ悔しさも含め勉強になった。
・筋肉の部位他何度も書いて覚えたのに、前に出ると忘れてしまったり、違う事を押さえたりしてしまった。人に適切に伝えることの難しさを学べた。
〇後期講習
【日時】 H25.6.9(日)、6.22(土).7.6(土)
【会場】 山口県セミナーパーク
4日間の初期講習を終えた方が受講する後期講習を、例年通り2日半開催致しました。講習内容は、初回と最終日に、部位や関節、骨、筋のテストを実施した他、「介護予防リハビリ体操」の指導実践は勿論、グループに分かれてテーマを決めて、「介護予防リハビリ体操」のプログラムを組み立てる等、自職場等で実指導が行える練習をしました。各グループ共、テーマに副った体操の目的やポイント等、真剣に取り組まれていました。
◇研修内容
体操の実施指導練習につきましては、インストラクターが体操指導を実施した後、参加者の方々に実施指導をして頂きます。研修当日迄に、体操の指導方法・目的・ポイント・アドバイスを覚えて来て下さい。
◇(後期研修1)平成25年6月 9日(日)
部位・骨・筋肉・関節の記名テスト
シルバーリハビリ体操実施指導練習 椅子①②
シルバーリハビリ体操実施指導練習 床①
◇(後期研修2)平成25年6月 9日(日)
シルバーリハビリ体操実施指導練習 床②
シルバーリハビリ体操実施指導練習 寝てする体操①②
◇(後期研修3)平成25年6月22日(土)
テスト復習と結果の報告
シルバーリハビリ体操実施指導練習 起立での体操①②
寝てする体操の基本体操8つとプログラム別討議
プログラム別発表
◇(後期研修4)平成25年6月22日(土)
いっぱつ体操と発声・嚥下体操の体操実施指導練習
◇(後期研修5)平成25年7月 6日(土)
床での体操のプログラムの組み立て再検討
(健康プラザからの指導伝達)
部位・骨・筋肉・関節の記名テスト
課題用紙及びアンケート配布
介護予防リハビリ体操指導者後期研修終了後アンケート
一般社団法人山口県介護福祉士会 平成25年7月6日
・なかなかできないのでもう少し研修の時間がほしかった
・学んだ!という実感があり、介護の現場でいかせている
・どこを強化しているかよくわかった
・介護の現場で椅子の場面が非常に多く、個別で体操を実施できたので身につきました
・少しずつですが頭に入っています
・体操の内容、どこに効くのかを、よく理解出来ていないので、今後、勉強してポイントポイントの説明をして頂き、とても勉強になりました。
・うれしいと思える研修であったこと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。介護の現場で活用し、入居者の方の1日でも長い、自分らしい生活のために、つくしていきたいと思います。ありがとうございました。
〇フォローアップ
【日時】 H25.7.27(土)
【会場】 山口県セミナーパーク
参加資格は4日間の初期講習を終えた方で、指導方法が我流になる事を防ぐ事等を目的に開催されている講習です。大田仁史先生の「シルバーリハビリ体操」のDVDを見た後、2人1組で前に出て、参加者に対し「介護予防リハビリ体操」実指導を行いました。「いっぱつ体操」のかけ声や、筋肉の名称、日常生活でどういう動作に役立つか等、自分の不明瞭な部分や間違えて覚えている所を各自が認識でき、今後の実指導に役立つ講習になったと思います。
◇研修内容
◇(フォローアップ1)平成25年7月27日(土)
「床での体操①②」
◇(フォローアップ2)平成25年7月27日(土)
「寝てする体操①②」
「起立での体操①②」
文責 船津