研修会・講習会 実施報告
「パーソン・センタード・ケア」「薬について」実施報告
平成24年10月6日、山口県セミナーパークにて、「パーソン・センタード・ケア」と「薬について」の研修会が実施されました。
午前中は、いまいせ心療センターの水野裕先生をお招きし「パーソン・センタード・ケア」についての講義を受けました。事例や実体験を交えながら、認知症の人の立場に立ち、大変分かりやすくお話して頂きました。日々悩みながら認知症の方を支援している私たちにとって、道しるべのようなものを頂いた有意義な時間でした。
午後からは、山口県薬剤師会薬剤情報センター主任の森本佳枝さんをお招きし、「薬について」明日から役立つ在宅での服薬管理と題しての講義を受けました。薬の保管や認知症の治療薬など、日々仕事上で関わりのある薬について詳しく知ることができました。薬の管理などについて、意外と思い違いをしていたことが多くあり、改めてとても勉強になりました。
山内
【研修会実施後に頂いたアンケートの一部を紹介します。】
・水野先生のお話。医師のお話はとかく知識の勉強、専門的なことが多い中、今日は専門的知識を生かした現場での考え方の学びができました。このような専門医がいらっしゃることに感動です。現場に生かせるお話で、大変勉強になりました。
・目に見えない深いもので本日のお話を実践すれば介護力向上は確実によくなっていくと感じました。より多くの方々に広めて行って欲しいです。参加することができ幸せです。考えさせられる研修でした。
・心理職として認知症高齢者に接する者です。現場で患者さんを見て感じること、その通りな内容に胸が奮えました。知っておくべきだけど、なかなか知ることのない薬のことについて学べて良かったです。講師の方に非常に好感がもてました。
・とても素晴らしい内容で感動いたしました。認知症ケアをする私たちにとって目ざすべき方向性を示していただいたように思います。実践することは難しいかもかもしれませんが、利用者の方々が安心できる場所を目指して頑張ってゆきたいと思いました。とても良かった。また聞きたいです。
・薬について、保管方法、種類、服用方法など、基本だけど知らなかったこと、また介護職としてためになる事がたくさん知ることができてよかったです。
・パーソンセンタードケアは、認知症だけでなくすべてのご利用者に対して通じる事が多くありとても興味深かったです。ぜひ、職場のスタッフに伝えたいと思いました。
・人に寄り添うのは、心から添っていかないとその人の本当の意味の安楽はないのですね。介護は奥が深いです。薬もすごくわかりやすく、間違った知識を持ったままにならなくて良かったです。
・パーソンセンタードケアの関わりはどれだけ寄り添えるか、これからも日々努力していきたいと思った。薬についての知識は、もっと薬のことを知り正しく理解して、処方することが大切だと思った。
・利用者を中心にと思っていても、現場では自分達が働きやすい様になっていたりすぐBPSDに繋げてしまう事もあるのであらためて考えなおせる研修でした。
・薬についてなるほどと思う内容で楽しかったです。ゴーストピルが出る理由も知れて良かったです。ありがとうございました。
・午前中の認知症、パーソンセンタードケアのお話を聞き、視点が変わりました。また、講師の先生の考えに共感し、現在の福祉感(観)を大切にしていきたいと思いました。これからも利用者の方の幸せを感じてケアして行こうと思います。
・認知症の方のケアをしていくうえで、その方の幸せを一番に考えてあげることが一番というのにすごく共感しました。薬については、自分たちにも役に立つ様なことを聞けてとてもためになりました。
・午前は、有名な先生だと聞いていたので話が聞けてうれしかった。自分の考えていたパーソンセンタードケアが間違っていなかったのだと確信できて安心した。午後は、普段聞けないような別分野の話が聞けておもしろかった。
・医学的価値観を介護の現場に取り入れてはいけないという言葉は、モチベーションが上がった。本人の幸福感を理解しつつも残存機能、機能向上のことばかりを注目して介助することに疑問を感じていた。薬は知らないことばかりでとても勉強になった。
・認知症高齢者の抱く不安に寄り添い笑顔あふれるケアをするにはということを学べた。薬の効能にはその時必要な時に出ており期限もあることが分かった。