研修会・講習会 実施報告
平成24年度介護事例研究会 実施報告
平成24年8月4日、山口県セミナーパーク社会福祉研修室にて、介護事例研究会が開催されました。
今回の事例研究会では、摂食に関する事例、多職種との連携の中での介護福祉士の専門性、在宅復帰に向けた取り組み等、様々なテーマが発表され大変興味深く、有意義な発表会となりました。
例年同様、新見公立短期大学 特任教授 久保田トミ子先生を助言者に迎え、発表者の方々は堂々と研究の成果を発表されました。また、先生には的確なアドバイスを頂き、研修後のアンケートには「もっと久保田先生の話が聞きたい」との意見も多く、充実感あふれた研修となりました。さらに、発表内容のレベルが年々向上していると評価して頂き、日々忙しい業務の中で研究活動に励んでいる私たち介護福祉士の努力が報われ、今後もより専門性を高めていきたいと思いました。
発表者の皆さん、大変お疲れ様でした。そして、山口県内の介護福祉士の皆様、研究って難しいと思わずに身近なテーマから取り組んでみませんか?来年の事例研究会では、多数の応募をお待ちしています。
山内
【研修会実施後に頂いたアンケートの一部をご紹介します。】
・自分の施設でも同じような入居者が何人もいらっしゃいますが、助言の先生のコメントを聞いて根拠を調べること、データをとることなど参考になりました。
・ 多職種間の連携はとても大切なんだと参考になりました。
・畑やプランターを使用しての園芸は、自施設でも取り入れる事ができるのではと感じました。まとめがどの研究も良くできていると感じました。
・多職種の連携がいかに重要か分かりました。それぞれの職を尊敬しコミュニケーションをとり入所者の為に、向上していかなければと思いました。
・介護福祉士のあり方について、再度みつめ直すよい機会となった。
・似たような利用者が(今回の発表で事例にあがっていた利用者など)自分の働く施設にもいるので、対応の仕方や工夫など、今後現場で活かせそうな内容があり参考になった。
・久保田先生のコメントがとても参考にさせて頂けた。事例発表がどんな物か理解出来て参加した意味があった。これからにつなげて行きたい。
・フェイススケール、DBDスケールなど自分の職場では見たことがない物を知って参考になった。
・食べない方をいかにして食べてもらうか、とても参考になりました。
・仕事で不安だったり困った点など日々感じていることに対して、こうであったら、こうしたらといういい参考になり、今後も参加してみたいと思います。
・課題改善に向けて行う対応策が参考になります。(今後の対応において)・介護職員が、一人の利用者に対して色々なアプローチをしながら支えていく様が根拠に基づき発表されている。熱心さや思いがよく伝わり、毎回元気をもらっています。施設にもち帰り会議で報告したいと思います。
・園芸療法など興味があることが聞け、また参考文献なども知ることが出来て良かった。
・多職種の連携がより重要になるケース、取り組みが多かった(多くなった)。
・それぞれの発表、書ききれない程、参考になりました。
・介護職から発することで、看護師や医師まで変えることが出来るという現実があることに驚き、同時に改めて介護職という仕事に誇りを感じた。
・QOL、ADLの維持、向上など改めて考えさせられる内容だったと思う。