研修会・講習会 実施報告
「センター方式」研修会
平成23年10月23日(日) 山口県セミナーパーク研修室 参加者60名
グリーンコープ居宅介護支援事業所管理者松本麻子氏にお越しいただき「認知症のよりよいチームケアの実践のためには、認知症利用者に関わる者が共通認識をもつ必要性と、そのためのアセスメントの重要性を学ぶ」ことをテーマに講義と演習が行われました。
まず、5人のグループに分かれ、各自普段のケアの振り返りをワークシートに沿って行い、それをグループ内で共有しあいました。その後、松本氏から「これまでのケアとこれからのケアについて」の講義がありました。
午後は、各グループでセンター方式のシートを活用して、各自が具体的に正しい記入方法を学ぶ演習をしました。それぞれのグループには指導者として認定されたファシリテーターが付き、個別指導を受けました。また、それを基に、グループ内での検討と意見交換も行われました。認知症になっても、利用者自身が地域や施設で最後まで自分らしく暮らしていけるためには、家族も含めて関わるスタッフが、いかに、よりよいアセスメントにより、質の高い情報を共通認識することが重要かを学ぶ、内容の濃い講義・演習になりました。
次回は11月27日(日)です。10月と11月の2講座を受講した方のみ修了証を受けることができます。
研修会実施後に頂いたアンケートの一部をご紹介します。
- 行き詰まりの自分、どうにかこうにか少し前が見えて来た。挫けず前進したいと思う。
- シートを使うことでそれまで気付かなかったことに気付くことができた。スタッフの考えも知ることができた。シートをうまく活用できたら、ケアにも役立つと思った。
- 今後の認知症ケアをはじめる上で大変参考になりました。
- センター方式をきちんと理解し、それを活用するにはうまく時間を使いながら、協力体制をしっかりしないと始まらないと思った。
- ケア計画立案までのアセスメント用紙として使うことが出来る。勉強になった。
- 1人の利用者を掘り下げてみたり、考えたりするよい機会となった。又、スタッフの関わり方や思いを知ることが出来、よい検証の機会にもなった。センター方式は本人の言葉や意思が分かるうちにまとめておくと役立つということが分かった。
- グループワーク中、困りごと、問題点はきっかけがあるはず。ちょっとしたきっかけに気付けない、見逃すとの話が出た。観察すること、声に耳を傾けることの大切さを確認できました。皆で話すことの楽しさ、大切さを感じました。