山口県介護福祉士会の活動

多様化するニーズに応えられるよう、職域を越えて、自主的で自由な雰囲気のもとに、専門的知識および技術の向上に努め、介護福祉士としての資質の向上を図る会です。

日本介護福祉士会の山口県支部として全国の介護福祉士をつなぎ、また山口県の特色を活かした介護福祉士の活動を支援しています。

 

会員の資質向上

  • 日本介護福祉士会の生涯学習制度に沿った各研修会の実施しています。
  • 介護研究セミナーや事例研究会の実施など,身近な現場の声や取り組みを介護福祉士の視点で介護技術の向上を相互に図っています。

 

介護予防体操

介護保険制度の理念には「高齢者自身の自助努力」を機軸としつつ、「自立に向けての努力と義務」ということが説かれています。また、要介護状態にならないように予防、あるいは要介護状態になってもリハビリテーション等で、その方の有する能力の維持向上に努めなければならないとされています。
また、維持向上が困難になった場合には、その方が最後まで人間らしく生活し続けることができるよう、私たち介護者も介護をする義務があります。

そこで本会では、茨城県立健康プラザ管理者の大田仁史先生が考案された、高齢者の介護予防とリハビリを目的に行う“シルバーリハビリ体操”に着目しました。
茨城県では、大田先生が地域の高齢者に対して実践、普及活動を行う“シルバーリハビリ体操士”の養成を行っておられ、その成果として茨城県は、健康寿命が全国で1位であり地域福祉に貢献されています。

このため、本県においても健康寿命の延伸に向け、介護の基礎知識をもった介護福祉士が大田先生の指導を受け、“介護予防体操指導者”を養成するための研修を企画し、今年度の修了者を含めて120名の養成を行いました。
“介護予防体操指導者”となり、介護予防や尊厳ある終末ケアに至るまで、その人らしい介護を提供することの出来る介護福祉士へ、また地域福祉に貢献して、私たち自身の生きがいや自己実現の達成へとつながるのではないかと考えます。
本研修の趣旨を御理解の上、本会会員の方々に“介護予防体操指導者”として、職場や地域で御活躍いただく機会になれればと思います。

 

 

 

 

 

介護予防体操とは

  1. 「いきいきヘルス体操」と「いきいきヘルスいっぱつ体操」の二種類で構成されており、
    「いきいきヘルス体操」は、脳卒中による片まひがある方のための体操で、関節の拘縮予防のため、寝ていても座っていてもできるように組み立てられ、筋肉を伸ばすことを主としています。
    「いきいきヘルスいっぱつ体操」は、日常生活動作がぎこちない方、肩や膝など運動器官に慢性の痛みのある高齢者を対象に筋力強化等を行い、体力の向上や維持を図ります。
    大田先生にこれらの体操を組み合わせていただき、新たに「介護予防体操」として再編していただいた体操です。
  2. リハビリテーション医療の中でなされている障害学・運動学の立場から組み立てられています。
  3. 障害があってもなくても、どのような状態であっても「いつでも」「どこでも」「ひとりでも」道具を使わず行うことができます。

職場や地域で活かせる運動であり、介護予防につながると共に、尊厳あるケアが提供できます。会員のみなさんのご参加お待ちしています。

 

 

介護予防体操の取り組みが雑誌に紹介されました!

山口県介護福祉士会での取り組みが雑誌「介護保険情報147号」に掲載されました。記事はこちらからご覧いただけます。

介護保険情報147号 掲載記事

 

 

各種イベント

11月11日は「介護の日」です。
山口県介護福祉士会では、介護の日記念イベントを行なっています。